- 連載
- 防災訓練レポート
- 2013.07.01掲載
マンション居住者約200名も参加
大阪市鶴見区で開催の「今津地域防災訓練」
(一社)マンション管理業協会関西支部では、地域の防災意識を高め、災害時における住民同士の助け合い(共助)の大切さを知っていただくために3月24日、大阪市鶴見区内の大阪市立今津小学校で「今津地域防災訓練」を行いました。
当日は当協会会員が管理する周辺地域のマンション住民へ事前に参加を呼びかけた成果もあり、マンション住民約200名が参加されました(全体の参加者は約800名)。
今回の防災訓練は同区内の13町会で構成する「今津連合振興町会(東浦清会長)」が主催となって、鶴見区役所、同社会福祉協議会、鶴見消防署・警察署の協力する中、当協会は共催という形で参加しました。4月1日から「一般社団法人マンション管理業協会」として新たにスタートを切り、こうした取り組みは今後も継承していきます。
当日は当協会会員が管理する周辺地域のマンション住民へ事前に参加を呼びかけた成果もあり、マンション住民約200名が参加されました(全体の参加者は約800名)。
今回の防災訓練は同区内の13町会で構成する「今津連合振興町会(東浦清会長)」が主催となって、鶴見区役所、同社会福祉協議会、鶴見消防署・警察署の協力する中、当協会は共催という形で参加しました。4月1日から「一般社団法人マンション管理業協会」として新たにスタートを切り、こうした取り組みは今後も継承していきます。
◆最初は、一時避難所まで自主避難・避難誘導訓練
訓練は、午前9時の地震発生を想定し、町会ごとに一時避難所である同小学校に徒歩で参集する自主避難・避難誘導訓練から開始しました。
校内に設置された司令塔となる災害対策本部による状況調査(避難者人数 や安否確認、通信訓練として区災害対策本部への被害通報など)を実施した後、参加者の皆様には、グラウンド・体育館に設置した7つのブースで防災学習を体験してもらいました。
当協会からはマンションに関連する訓練ブースを2か所設置し、前回の西区津波避難訓練で好評だった「ベランダ隔壁板突破体験」と地震や停電による緊急停止時の「エレベーター脱出体験」を提供しました。
山下和男当協会関西支部長は協会として参加する役割として「地域とのコミュニティ強化を念頭にこうした訓練に参加することが最も効果的だと考える。協会が掲げる『住生活総合サービス業』実現に向け、今後も継続して参加、発信していきたい」と述べました。
<そのほかにブースに設けられた実践的な体験・訓練>
①火災を想定、煙霧機から発生させた煙で視界を遮断したうえで避難する「煙中歩行体験」、初期消火活動として効果的な「消火器体験」や可搬式ポンプによる放水 ②災害時のけがの状況に応じて毛布や物干竿を活用した簡易担架作りや包帯の一種で三角巾による応急手当、自動体外式除細動器(AED)を使用した心肺蘇生の使用方法についての「応急救護体験」
⑤自衛隊による救済活動の模様を撮影したパネル展示
①火災を想定、煙霧機から発生させた煙で視界を遮断したうえで避難する「煙中歩行体験」、初期消火活動として効果的な「消火器体験」や可搬式ポンプによる放水 ②災害時のけがの状況に応じて毛布や物干竿を活用した簡易担架作りや包帯の一種で三角巾による応急手当、自動体外式除細動器(AED)を使用した心肺蘇生の使用方法についての「応急救護体験」
③段ボールを活用した避難所内の間仕切りや簡易ベッドの作り方体験
④防災知識を二者択一の設問でYES&NOで意見を交わす「クロスロード体験」
訓練後は、参加者全員に炊き出しによる非常保存食のアルファ米と豚汁を振る舞いました。