マンション管理適正評価制度~マンションの価値は新たなステージへ~

一般社団法人マンション管理業協会では、適正な管理を促進するため、マンションの良質な管理が市場で評価され、インセンティブを受けられる仕組みづくりについて検討を進めています。

※2021年9月現在の情報になります

「国の取組み」・・・2022年4月に改正マンション管理適正化法施行開始予定。
マンションの老朽化を抑制し、周辺の危害等を防止するための維持管理の適正化に向けた取組の強化が喫緊の課題とし、適切な管理を有するマンションを認定し、インセンティブを受けることができるよう検討されています。

検討会の内容はこちら

お知らせ

  • 2021年9月15日
    マンション管理適正評価制度(管理組合向け)パンフレットを掲載しました。
    ※ご自由にダウンロードし、ご利用ください。
  • 2021年9月15日
    【会員】9月7日開催「マンション管理適正評価制度等研修会」の動画を掲載しました。
    ※会員専用ページへのログイン時、ID/PWが必要です。

マンション管理適正評価制度とは?

皆さんのマンションの資産価値を上げるための評価制度です。
例えば、人間は年1回、健康診断や人間ドックで自身の健康チェックを行っていると思います。マンションも同じよう定期的に管理状態をチェックし、常に良好な状態であることが望まれます。
マンションの管理状態をチェックし、その情報を開示することで、管理の行き届いているマンションは高評価を得られ、結果に応じた保険料の料率見直しなど様々なメリットが受けれる可能性があります。

詳しくはこちら

分譲マンションのストック数は、現在675.3万戸に積み増し、推定居住人口は1,500万人超、築40年超は103.3万戸、10年後には、約2.2倍の231.9万戸、20年後には、約3.9倍の404.6万戸となる見込みです。居住者の世帯主の半数以上は60歳を超え、2025年には認知症の高齢者が80万人を超えると想定されています。
こうした建物の高経年化と居住者の高齢化という「2つの高齢化」を底流として、「管理組合財政の逼迫化・窮乏化」が進行しています。

管理組合においては、区分所有者の高齢化等による組合収入の減少、建物の高経年化による支出の増大により、組合財政は逼迫化しつつありますが、加えて、役員のなり手不足や人材不足は、健全な組合運営や大規模修繕工事の計画的な実施を困難にしています。
単年度収支で3割の組合が赤字という声も仄聞します。赤字からの脱却は大前提ですが、良好な居住環境の確保を図る上で、コストカットには限界があります。管理組合の原資拡大に向けた増収策を実現していかなくてはなりません。

「良質な管理」がマンションの市場価値・流通価値を高め、区分所有者がマンション売却時により多くの資金回収ができることになれば、区分所有者の管理に向けた支出のマインドが上がり、管理組合の原資の拡大につながります。また、自分たちの居住満足度高めるために努力してきた組合運営も、外から評価されることによって、適正な管理が行われているマンションは、引き続き良好なストック形成が期待できることから、修繕工事に対する借入実施時の金利優遇や償還期間の延長などによる優遇措置が考えられたり、管理ができていないマンションに比べての将来リスクより、損害保険の保険料の割引などへ展開することも考えられます。

このことは、管理の質が高いレベルで維持継続されることが期待されるほか、長期的な視野でみると、管理組合資金面の体力が増強され、財政の健全化、適切な修繕の実施など良好なストック形成に資する有効なスパイラルを誘導する手段の一つになるのではないかと考えます。

※国土交通省「マンションに関する統計・データ等」(2020年末時点)より

  • マンションの管理状態や管理組合運営の状態をチェックし、
    5段階で評価します。評価は毎年更新されます。

  • インターネットを通じて情報を公開していきます。
    マンションの管理状態をポータルサイトなどに掲載。

※市場とは、売買・流通、融資、保険等

マンション管理適正評価チェック+情報開示=良い評価 管理状態に応じたインセンティブが期待されます!管理の情報を開示することで、購入検討者も安心したマンション選びが可能となります!

管理組合の努力が、マンションの資産価値を高めます。

何を評価するの?

マンションの管理状態を5つのカテゴリーに分類し、ソフト面(現在の管理組合など)とハード面(建物/設備の維持管理)の両面から、約30項目について評価し、ポイントランク化することで、誰の目にもわかりやすくしたものです。

  1. 1.管理組合体制/管理者の設置、総会の開催、議事録の作成、規約の整備状況
  2. 2.管理組合収支/管理費会計の収支、修繕積立金会計の収支、滞納管理費等への対策、修繕に関する資金計画の状況
  3. 3.建築・設備/法定点検の実施、長期修繕計画書の有無、修繕履歴の保管
  4. 4.耐震診断/耐震診断の実施の有無、耐震診断の結果、改修計画の予定の有無
  5. 5.生活関連/設備等異常時の緊急対応、消防訓練の実施、防災マニュアル等の整備状況

5段階でマンションの管理状態を評価。

マンションの管理状態の評価は、各項目の点数を足した
合計点により、5段階で表示します。評価の有効期間は1年間。
管理評価が市場価値へ反映されることが期待できます。

マンション評価=価値

制度を活用するメリットは?

高評価が出たら・・・
維持していくことでマンションの価値が上がります!

低評価が出ても・・・
今後、評価が上がるよう改善計画を立てる!

※1 リセールバリュー:再販あるいは転売価値のこと

登録・申請するには?

  1. ① 登録申請・・・総会の決議を経て、管理組合よりマンション管理会社へ依頼します。
  2. ② 管理状態をチェック・・・当協会指定の講習を修了した管理業務主任者・マンション管理士が評価します。
  3. ③ 登録・・・評価結果を当協会に登録します。
  4. ④ 公開・・・当協会HP「マンション管理適正評価サイト」に公開します。

※なお、総会の前に、自身のマンションの管理状態をチェックすることをおすすめします。(事前評価)

国の「管理計画認定制度」との違い

国の認定制度も同じ時期に始まると聞きましたが、どのようなものですか?
これまでマンションは私有財産であることから、管理組合の自主的な管理に委ねられてきました。
しかし、2020年6月にマンション管理適正化法が改正され、管理の適正化に関する取り組みを計画的に進めていくため、地方公共団体が積極的に関与できる「管理計画認定制度」が創設されました。主な内容は次の3つになります。

「管理計画認定制度」の主な内容

「マンション管理適正評価制度」と
「管理計画認定制度」の違い

制度 運営 審査項目 判定 有効期間
マンション管理
適正評価制度
マンション
管理業協会
約30項目
  • 管理組合体制
  • 耐震診断
  • 管理組合収支
  • 生活関連
  • 建築・設備
5段階
評価
1年間
管理計画認定制度 地方公共団体 約16項目
  • 管理組合の運営
  • 長期修繕計画
  • 管理規約
  • その他
  • 管理組合の経理
認定
〇×
5年間

適切な“管理計画”を作成し、地方公共団体の認定を受けるとともに、管理水準の維持・向上のために、管理適正評価制度(協会)へ登録して、市場での評価、資産価値向上を目指しましょう。

パンフレットダウンロード
(pdf:1,503KB)

マンション管理組合の皆様へ

制度が開始する前に、現状のご自身のマンションにおける
管理状態をチェックしてみましょう。
そして、2022年4月の制度開始に向け、
今から改善計画を立ててみてはいかがでしょうか。

※評価項目(案)は、10月頃公表予定

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