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  • 2014.08.20掲載/最終更新

「スマート化」でシンポ マンション管理組合などに 福岡市など

福岡市スマートコミュニティ創造協議会と福岡市は7月29日、「スマートマンション」をテーマにしたスンポジウムを開催した。会場となった「レソラNTT夢天神ホール」には、マンションの管理組合関係者、電力会社関係、管理会社、不動産会社など約150人が来場した。
第1部の基調講演では経済産業省商務情報政策局情報経済課係長の小林正孝氏がエネルギーマネジメントシステム(EMS)の基本概念や、スマートマンションからスマートコミュニティへの発展過程について分かりやすく解説した。第2部では福岡市のエネルギー政策についての取り組みや、「再生可能エネルギー等導入支援事業」の実施状況などが報告された。
第3部では、「福岡らしいスマートなマンションライフとは?」と題し、パネルディスカッションが行われた。
福岡市は全世帯の77%が集合住宅で大阪市と並んで全国で一番集合住宅率が高い。そのため、MEMSやHEMSを通じて電気代の節約や様々な生活支援ができるマンションのスマート化は、行政や管理組合にとって極めて関心の高いテーマとなっている。
パネラーには基調講演をした小林氏のほか、つなぐネットコミュニケーションズ執行役員の藤本奈美氏、ジーコム生活行動研究所の神崎依子氏、マンション管理士でマンション管理員検定協会理事長の日下部理絵氏(コーディネーター)、本誌の本多信博特別編集委員が参加し、住みよいマンションにしていくためにはどうすればいいのかなど本音ベースで活発な議論を行った。
[住宅新報 2014年8月5日・12日号]