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ジャガイモ植え小

食育・世代間交流を広げる農業体験イベント!

前回、夏祭りなどを通じて居住者・地域住民との交流を深めていることを紹介したパークシティ白岡。今回は今年3月に初めて開催した農業体験イベント「パークファーム」についてご紹介します。

各種イベント

初めての農作業に子どもも大人もドキドキ

いもうえ小

2016(平成28)年3月下旬、マンションから歩いて20分ほどの畑にて、マンション初の農業体験イベント「パークファーム」が行われました。会場には、親子連れや、高齢者などの居住者30人近くが集まりました。第一回目のイベントとなる今回は、ジャガイモの種芋植えを実施。男爵8キログラム、メークイン2キログラムの種芋が用意されました。参加者である居住者やマンション関係者は、近隣地域の農業経験者などから種芋の消毒方法や植え付け方、肥料の使い分けや与え方の指導を受けながら、種芋を1つずつ植えていきました。

参加した居住者からは「種芋植えはやったことがないので少し不安でドキドキしていましたが、経験者の皆さんから指導が受けられたのでよかったです」「教えてもらいながら、自然と年配の皆さんとも交流できました」「普段、土に触れたことがない子ども達も楽しんでいたみたいです」など好評でした。

5月には追加でサツマイモとネギ、サトイモ、カボチャの苗を植えるとともに、3月に植えたジャガイモの成長も観察。子どもたちは元気よく伸びた芽をみて大喜びで、「早く芋掘りしたい」と楽しみにしている様子だったといいます。7月にはジャガイモの収穫を行い、参加者で分けるとともに、8月に開催した夏祭りにて「じゃがバター」のメニューで振る舞いました。11月にはサツマイモの収穫祭も企画していて、ネギなどは年末のもちつき大会で振舞う豚汁の材料として活用する予定です。

「世代を超えた交流会をやりたい」と企画がスタート

白岡イモ掘り小

実はこの農業体験は、昨年末に行われたもちつき大会後の反省会で雑談中に出たアイデアでした。世代間交流のできるイベントをしたいと話していたところ、管理会社の元管理スタッフが地元出身で近所に農地を持っていることがわかり、管理組合理事長が「せっかくなら農業体験をしてみたい」と相談したところ、無償で貸してくれることになったのです。

そこであらためて環境コミュニティ部会で企画を詰めていき、マンション生活では経験することがない農業体験に加え、子どもや親世代、高齢者世代とが、世代を超えて触れ合う交流会として開催することを決定しました。元管理スタッフが農業仲間に声をかけてくれたことで、指導面などでの協力も得られ、企画はスムーズにまとまりました。

早速、管理組合理事や理事会傘下の環境コミュニティ部会のメンバー、居住世帯の子ども達にも声を掛け、休耕地だった約150坪の畑の土をならし、畝(うね)を作るなど準備を進め、アイデアを思いついてから3カ月で第一回目の開催にこぎつけました。イベントへの参加者の募集は、ホームページや掲示板にて告知を行いました。

イベント運営を担当する環境コミュニティ部会としては、「子どもだけでなくマンションの居住者が農業体験を通じて、食物の成長や収穫の喜び、食育、食物への感謝などを体験してもらいたい」という願いを込めて企画しており、今年限りで終わりとせず、活動を継続していく方針です。

来年度からは運営体制を整え、規模拡大を目標に

いもが豊作小

今年は初めての試みだったため、種芋や苗などについては畑の所有者が無償で提供してくれましたが、「来年からは畑の管理も含めて主体的にやっていこうと考えています」と管理組合理事長。環境コミュニティ部会の下に「パークファーム運営委員会」を設置し、畑の管理や運営方法を決めていく予定です。関連イベントとしても、「居住者が参加しやすいように収穫物を使ったバーベキュー大会なども行ってみたい」「夏祭りやもちつき大会の材料としても活用したい」など、アイデアが尽きない様子です。

また畑も全体の3分の1しか利用していないことから、「来年は植え付ける野菜を増やしたい」と植え付け候補についても部会内で検討しているところです。来年は、さらなる農業体験イベントの規模拡大を期待できそうです。

概要(取材年月:2016年09月)
  • 建物名:パークシティ白岡
  • 所在地:埼玉県白岡市
  • 階数 :14階建て・3棟
  • 総戸数:796戸
  • 竣工年:1995(平成7)年~1997(平成9)年
  • 管理形態:委託管理
  • 管理会社:三井不動産レジデンシャルサービス(株)
  • 総会開催:毎年6月
  • 役員数 :21人
  • 役員任期:1年